姫路商工会議所 会頭 祝辞

1878年3月15日に東京で初めてアーク灯が点火され、今年で135年の電気記念日を迎えられることを心よりお祝い申し上げます。

同年には東京、大阪、神戸で商工会議所も設立されており、その会議所活動と安定した電気の供給が同じ年に生まれたことにご縁を感じますとともに相まって産業界の発展に寄与してきたことを誇りに思うものであります。

日頃より安全を大前提に安定的かつ環境面にも配慮しつつ、電力を供給していただいている関西電力関係者の皆様へ御礼申し上げます。

さて政府では2050年に向けたカーボンニュートラルへの取り組みを表明していますが、経済界としては先程の「3E+S」のバランスの取れたエネルギーミックスの実現を要望しているところです。

今後、日本経済が持続的成長を成し遂げるためには、再生可能エネルギーの活用は無論のこと、安全性を大前提としたベース電源の確保が何よりも重要と考えております。

生産の現場、人の命を預かる医療の現場、自然災害を被った地域、そして家庭生活においても、当たり前と思っている電気の有難さ、便利さ、そして温かさをもたらす電気事業に、この電気記念日に際してあらためて感謝を申し上げます。

本日は誠におめでとうございます。

令和3年3月25日

姫路商工会議所 会頭 齋木 俊治郎