姫路市長 祝辞









































 本日、ここに電気記念日の記念行事が開催されるに当たりまして、一言お祝いを申し上げます。

 皆さまには、日頃から、地域の活性化と経済の発展にご貢献を頂いておりますこと、また、姫路市政の推進にご理解とご協力を賜っておりますことに、心から御礼申し上げます。

 明治初期にわが国で電灯が公の場で初めて点灯されて以降、電気は照明に限らず、熱源や電信、動力、情報処理など、さまざまな用途で利用され、現在では電気のない生活は考えられないほど、われわれのくらしは電気に日々支えられています。

 また、電気は日常生活のみならず、産業や経済、医療、福祉、観光、文化など、社会のありとあらゆる分野に深く浸透すると同時に、わが国の成長と発展にも大きく貢献してきました。

 本日の電気記念日は、電気の果たす役割の大きさやたいせつさ、尊さを再認識することのできる誠に意義深い日であります。このような日に、二つもの大規模発電所を擁する本市の恵まれた環境と、電気の安定供給維持のために鋭意ご尽力いただいております関係者の皆さまに、改めて感謝を申し上げる次第であります。

 さて、わが国においては、昨年からの新型コロナウイルス感染拡大が収束の兆しを見せない中、皆さまにおかれましても、外出自粛やテレワークなど、制約を受けながらの生活・事業活動を余儀なくされていることと存じます。

 電気事業に従事される方々におかれましては、例年の電気需要とは異なる中、電力の安定供給に対応すべく、ご苦労の多いことかと拝察いたします。また、昨年末から年始にかけての厳しい寒波に伴う暖房利用の増加により、電力が逼迫する状況にも対応してこられたと聞き及んでおります。

 本市においても、医療提供体制の維持や消費の活性化、未来を担う子どもたちへの投資などの視点から、市民の皆さまの3つのLIFE、「命」「一生」「くらし」を守るためのさまざまな緊急経済対策に取り組んでいるところであります。

 新型コロナウイルス感染症のワクチンにつきましては、医療従事者からスタートし、順次、市民の皆さまへの接種を計画しております。ワクチン接種による集団免疫が獲得でき、感染拡大前の日常生活・経済活動を取り戻すにはまだまだ時間を要しますが、本市といたしましても、皆さまが一日も早く安心・安全な活動を行えるよう努めてまいりますので、皆さまのご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 最後になりましたが、この式典が盛大に開催されますことをお喜び申し上げますとともに、本日ご参集の皆さまのますますのご健勝とご活躍を祈念申し上げまして、挨拶といたします。

令和3年3月25日

姫路市長 清元 秀康